＝貴布禰停留場～小松停留場＝
貴布禰停留場跡
大日本軌道鹿島線の貴布禰（きぶね）停留場は、現在の浜北駅の北方約200ｍの地点にあったようです。
地図を見ると、当時の中心集落に近い場所に、停留場が作られていたことが判ります。
（この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものです）
貴布禰停留場があった場所には、現在、ドラッグストア、中華料理店、予備校などがあります。右手にドラッグストアの建屋が写っています。
現在の地図に、貴布禰停留場を書き込んでみました。
小松停留場跡
続けて旧小松停留場跡に行ってみましょう。
大日本軌道鹿島線の小松停留場は、現在の遠州小松駅から、北方約400ｍの地点にありました。利用客の便を考え、当時の中心集落の近くに停留場が設けられていたのは、貴布禰停留場と同じです。
（この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものです）
この場所には、現在、はんこ屋さんが有ります。そして、右に見える白い建物の場所は・・・別のページでお話した、かつて遠江銀行と思われる金融機関があった場所です！つまり、小松停留場は、遠江銀行の目の前にあったことになります。
改軌・電化開業後、 遠江銀行には専用線 が設けられていましたから、大日本軌道時代にも、貨物側線があった可能性は十分に考えられます。ただ、残念ながらそれを裏付ける資料は見つかっていません。。
現在の地図です。改軌・電化後の遠州小松駅は、小松停留場から大分離れた場所に建設されたことが判ります。
改軌・電化された大正12年当時の地図を見ると、遠州小松駅周辺は、何も無かったようです。